「読書について」

読書家を名乗れるほどでは到底ないのですが、それでも普段から書物に触れる機会が多い身としては、「読書」がどのような言葉で語られているのか、興味があります。 読書について 他二篇 (岩波文庫) 作者:ショウペンハウエル メディア: 文庫 多読を勧める言説…

「思考のフロンティア」シリーズ

生来の出不精に加えて、近頃はコロナウイルスの感染への懸念もあり、家に籠もってごろごろしつつ本を読む日々を続けております。 公共性 (思考のフロンティア) 作者:齋藤 純一 発売日: 2000/05/19 メディア: 単行本 「思考のフロンティア」シリーズではじめ…

iPad Air

最近、iPad Air(第3世代)を購入しました。Smart KeyboardとApple Pencilもそろえてみましたが、果たして使いこなせるのか……。 Apple iPad Air (10.5インチ, Wi-Fi, 64GB) - スペースグレイ (最新モデル) 発売日: 2019/03/28 メディア: Personal Computers …

修士論文

長らく放置しておりました。ブログを書いてみようと思い立ったものの、日々の速度についていくのがやっとで続きませんでした。先日、修士論文を提出し、ようやくブログを再開しようと思い立ったところです。修了後は、某県の公立高校で国語科教員として働く…

17歳の自分に勧めたい。北村薫『スキップ』

スキップ (新潮文庫)作者:薫, 北村発売日: 1999/06/30メディア: 文庫17歳の高校生が、寝て起きたら42歳になってしまうという話。 四半世紀をスキップした「わたし」こと一ノ瀬真理子は、同業の夫と17歳の娘を持つ国語教師の桜木真理子として、自らが投げ込ま…

エイミー・ガットマン『民主教育論』レポート全文

『民主教育論』の紹介はこちら。 tai-gong-wang.hateblo.jp 見にくくてすみません。以下レポート全文。約20000字の大作。長いので注意。 ☆ 序章 基礎に帰れ問題の所在民主主義国家において国民が主権を持つためには、子どもとして支配(教育)され、そのあと…

民主主義プロセスの教育可能性――『民主教育論』のこと

大学院の授業で、エイミー・ガットマン(神山正弘 訳)『民主教育論』(2004 同時代社)を読んだ。授業を一緒に受けた人が万が一このブログを見たら身元が割れてしまうかもな、と思ったが、おもしろかったのでやっぱり紹介することにした。 民主教育論―民主…

筆のすさび

ふと思い立ってブログを始めてみました。何かを書いてみたくなったのです。といって特に書くことも思いつかないので、少し自分のことを書いておきます。 「私」のこと ・現在(2019年2月)、某関東国公立大学の大学院に所属。 ・専門は国語科。文学を中心に…